ツイッターを観測していると、子育て中のパパが副業をやっている姿を見て、「普通に本業頑張って子育てしてたらそんな時間ないよね」と冷淡な目線でコメントしているアカウントを目にします。
確かに気持ちは分からなくもないですが、個人的には子育ても本業も副業も全部できてますので、今回は反論してみようかという気持ちで書いてます。
見時間の使い方は自由
今までの常識で普通に考えた場合、一般的なサラリーマンって、
6時に起きて
7時に家を出て
9時~18時まで働いて
19時に帰ってきて
ご飯食べてお風呂入って子供と遊んで
子供が寝たあとにテレビで夜のニュースを見て
24時ごろ寝る
って感じだったんだと思います。
この時点で夜テレビを見る時間を使えば副業にあてられるとは思うのですが、副業が正義だとも考えていませんので、自分が楽しければテレビを見ればいいと思います。
で、この1,2年でガラリと環境が変わって、IT関連の仕事をしている人は特にですが、通勤をしなくてよくなった人が多いです。
なので、今のタイムスケジュールって通勤がないので、副業もなにもしてなければ、
8時に起きて
9時に部屋に入って
お昼は家族と食べて
18時に部屋から出て…
って感じで、以前に比べてものすごい時間に余裕があるのですよ。
通勤がなくなったって往復の時間だけでなくて、身だしなみを整えたり、スーツを着たりと会社に行く準備が不要になるわけで、トータルで3時間くらい減っているはずです。(さすがに寝癖残しながらWeb会議に参加するわけにはいきませんので最低限は必要ですが)
私はいま朝5時に起きているので、7時まで2時間ホームページ制作の時間にあてたり、提案資料を作成したりしています。
私が主に担当している家事・育児は、食事の準備と夜の寝かしつけです。基本的に3食準備していますので、7時から朝ごはんの準備をして、家族に食べさせて保育園に子どもを送って、9時から仕事をします。
仕事が終わったあとも、私が晩御飯を作り始めて、19時には食べ始めます。買い物は基本週末に行って、足りないものが出てきたら都度妻が買いにいきます。
食べ終わったらお風呂に入れて、歯磨きをして、絵本を読んで私も一緒に寝ます。本当は21時に寝かせたいですが、22時くらいになってしまいます。
たまにそのあと起きて仕事をする場合も、朝起きる時間は5時前には起きますので、お昼に少し睡眠を取ることでカバーしています。
家族が応援してくれる形に持っていけると強い
副業をし始めると、誰しも24時間の中から時間を捻出しているわけですから、副業した分だけ他の時間がなくなります。
家族が本業の収入に満足している場合、副業なんて余計なことをするくらいなら残業して小銭を稼ぐか、その時間を家事・育児にあててほしいと考えます。
副業OKな会社ならまだしも、副業NGなのに手を出して挙句の果てに会社にバレてクビになるなんてことになったら家族全員が路頭に迷いかねませんから、ご家族が反対するのも理にかないます。
私の場合だと、本業を辞めて独立したいという夢があって、当初妻は反対していましたが少しずつ成果が出始めるのを近くで見てくれていて、最近は応援してくれるようになりました。
だからといって家事・育児をすべて任せるのではなくて、お互いにバランス良くこなしながら過ごしています。
「もしバレてクビになったらどうするのよ」問題ですが、それは定期的に転職活動をすることで世の中的にニーズがあることを確認しています。IT技術者不足と言われていますが、情シスも例外ではなくむしろ情シスこそ人手不足感がありますので、まだまだ大丈夫そうです。
副業って言っても幅広い
副業をしていない人からすると、まず何から着手していいか分からないのだと思いますし、さすがに未経験のジャンルを攻めても収益を初めて得るまでにとてつもない時間がかかります。
逆に言うと、本業が安定しているからこそ、未経験のジャンルに手を出すという考え方もあります。私は両方を攻めていて、情シスのスキルが活かせるような仕事と、ホームページ制作やカメラ撮影という未経験に近い仕事もやっています。
前者の情シスのスキルが活かせるような仕事というのは、安全確保支援士の資格を生かしたセキュリティ診断や、不足しているITシステムのコンサルティングです。
たとえばこんな感じ。
2021.06.18
情報処理安全確保支援士としてコンサルを受注する方法
こんにちは、普段はサラリーマンとして情シスを生業としているMD(@digitalgakari)です。副業であれやこれややってます。 ...
後者の未経験に近い仕事については格安価格で請け負って実績を積ませてもらったり(もちろん先方に承諾を得てますよ)、カメラ撮影に関しては仕事のつながりで知り合った方に弟子入り的な形で学ばせてもらってます。
本業にコミットするのも大事
ここまで書いておいてなんですが、状況によっては本業に注力しないといけない時期があるので、そんな時は副業をやっている場合ではないです。
それはどんな時かというと、転職したての時期とか、仕事がノッているときなんかがそうだと思います。共通点としては会社に対する信用度を貯めているとき。
判断基準としては仕事でわからないことがあるかどうかが、ひとつの指標かなと思います。仕事でわからないことがない状況ってあり得るのかって考える方もいるかもしれませんが、5年も10年も同じ仕事をしていると、仕事にパターンがあることが勝手に染み付きます。
例外の場合はどうするって感じで本業であまり頭を使わない時期がきます。
本当はたぶん、そんな時に出世とか部下ができたりするのかと思いますが、情シスってそんな理由ですぐに増員されることもなく、何ならずっと一人っていう会社もあるので、どこかで頭打ちになる会社も多いと思います。
そんな時がきたら、副業を思い出してみてはどうでしょうか。
定年後果たして仕事はあるのか
副業をするしないに関わらず、将来どうしたいかは早いうちから考えておいた方がよくて、特に考えておいてほしいのは定年後どのような人生を歩むのかです。
私の勤め先の会社の場合だと、現在では60歳で定年で再雇用され65歳まで嘱託社員として働けます。
定年後の給与は以前の半額にまで減らされる代わりに責任のない仕事が割り振られます。定年まで額面で60万とかもらってた人が突然30万になるわけですから、俺には価値がないのかと結構精神的にも来るようです。
そんだけもらったら充分って考え方もありますし、今まで通りほしいという気持ちもわかります。ただ、その時になって考え始めても選択肢がないんですよね。
そうなる前に副業でお金ももらう方法を理解しておかないと色々と厳しいのではないか、というのが今回の伝えたいことになります。
副業に対して冷ややかな目で見る前に、自分ならどうやってお金を稼ぐか、ということも考えてみてはいかがでしょうか。
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