副業で法人口座を持つなら地元の信金、一択です。

地域貢献と副業

どうもこんにちは、MD(@digitalgakari)です。前回の記事で、情シスが副業をするなら自宅近くの中小企業や飲食店などから情シスの仕事を請けてみてはどうかということを提案しました。

副業としていま流行り?の、アフィリエイトや転売(せどり)、プログラミングなどは未経験からだとお金を得るまでに一定期間の時間がかかることと、時間を短縮するにはお金を払って教えてもらう必要があるため、もともと持っている情シスのスキルを活かすことができれば早いのではないか、というのが前回の記事の趣旨になります。

で、そのなかで創業セミナーなどで知り合いを増やして仕事・案件を獲得する方法をお伝えしたのですが、今回の記事ではもう一歩踏み込んで、「地元の信金が主催する創業セミナーに参加すべし」、という内容になります。

そういう意味で、タイトルの「法人口座を作るなら地元の信金一択」というわけで、副業を始めるためにいきなり法人口座を作ろう、とか血迷った話ではありませんので、ご安心ください。

地域の創業セミナーとは

お住まいの地域の市や区など公共団体には創業を支援する部署があります。その部署が主催となって創業塾などを開催し、住民の中で起業を希望する人向けに市区町村独自の助成などを斡旋してくれたりします。

で、市区町村にある創業を支援する部署についてですが、部署単独では創業塾などは開催する人員が足りないため、地域の企業にサポートしてもらっており、地域の税理士団体や中小企業診断士協会などが主催して後援として地域の創業を支援する部署という形式を取っていることが多いです。

細かい話ですが、その主催となっている団体が地元の信金となっている創業塾に参加することをおすすめします。

参加者にあまり変な人がいない

創業塾を開催するにあたって、メンバーの募集とともに選考がありますので、その中で反社的な人は除外されることになります。

なので、純粋に創業したい方々が揃っており、ITの知識がお役に立てるケースが多いです。もちろん先方も創業のタイミングですので資金が潤沢にあるわけでもありませんから、ガッツリ稼ごうというシーンではなく、まずは自分の知識がお役に立てることの確認と実績作りとして、創業希望者の困りごとに対して真摯にサポートをしていく形になろうかと思います。

地場の企業とのつながりが深い

信用金庫はメガ銀行などと違って、営業範囲が決まっています。信用金庫の口座はその地区内でしか口座を持つことができないため、信金の顧客は地場の企業のみになります。

逆に言うと、地場の企業でお金の相談をする場合、口座を持っている信金になるわけで、その経営相談のなかでITに関する相談事も多く持ち込まれるわけです。

ですので、事前に信金とのコネクションを持っていると信金さんの方から話が回ってくることがあり、そこから仕事に発展したりもするので信金が開催するセミナーに参加して覚えてもらうといいのですが、その日限りのセミナーになるとアピールが難しく、そういった意味でも創業塾であれば複数回受講する形になりますので、信頼関係を結びやすいです。

法人口座が作れる

副業を始めようかという人にとって法人口座なんてまだまだ先の話かと思いますので、頭の片隅に置いておいていただければと思うのですが、創業セミナーで知り合っておくと創業時に信金のお世話になっているということで、信用金庫の法人口座を簡単に作ることができます

普通に法人口座を作りに銀行に行くと、必要書類などと一緒に事業が説明できるものなどを持って、銀行マンに説明するのですが、昨今のご時世ではオレオレ詐欺や不正事案も多く、簡単には法人口座を作らせてもらえない状況になっています。

オンラインでも同様に、paypay銀行(旧ジャパンネット銀行)や楽天銀行などでも、個人口座は簡単に作れるのですが、法人口座になると審査に落ちることが多いです。

当然ですが信用力の問題ですので、法人口座を作るまでに実績があれば審査に落ちることはないですが、IT関連でこれから仕事を獲得していこうという立ち上げの時期ですと、銀行マンからすると本当に大丈夫かな?と怪しさ満点になってしまうわけです。

融資の相談もしやすい

どんどん話が膨らんでいきますが、信金さんと仲良くなっていくと自社のタイミングで受けられる融資や助成金、補助金などの相談がとてもしやすくなります。

ITコンサルやホームページ制作のような業種だと必要な機材も少なく、融資を受ける必要もないかもしれませんが、今後、人を雇うとか事務所を借りるとなったときに借りることができますし、助成金・補助金も広告を出したりする時に使えますので、相談ができる相手がいるというのはとてもありがたいです。

私自身、今現在融資の相談をしているところです。ただ単純に借りて返すだけでも融資の実績になるので、やれるならやっておいたほうがいいよと信金の方にご助言頂きまして、事務所の賃料や人件費などの計画書を一緒に作っていただいています。

まとめ

というわけで、最後らへんは副業と関係がなくなったかもですが、私のようにいずれは独立を検討されているような状況でしたら、法人口座や融資などは今後必要になってくるかと思いますので、頭の片隅にでも置いていただければ幸いです。

前回の記事も置いておきますのでまだ読まれてないようでしたらご参考にどうぞ。

最後に、信金の口座を持つデメリットですが、振込手数料が高いことかと思います。とはいえ事業をやっていれば微々たるものですし、得るものの方が多いですので、法人口座を作る際は地元の信金で作ることをおすすめします。(普通に窓口で作りにいっても落とされる可能性が高いので、創業セミナーで知り合った信金の担当者に相談してみてくださいね。)

というわけで、まずは、お住まいの市区町村のホームページをご確認いただき、創業支援セミナーなどが実施されているか確認してみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。

MD / でじたるがかり

MD / でじたるがかり

はじめまして、MDと申します。現職はコンサルBIG4のIT担当者。新卒でブラック営業→倒産→派遣で社内SE→正社員登用→現職という感じで派手に氷河期を生き抜いてます。副業で地元の飲食店などのITサポートも。難病のクローン病持ち。子どもは3人。詳細は↓の地球儀アイコンをクリックしてみてください。

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現職はコンサルBIG4のIT担当者。新卒ブラック営業が倒産→転職先が見つからず上京→メーカーの情シス派遣社員→リーマンショックでクビ→商社の派遣情シス→正社員登用→13年ほど勤めたあと転職して現職。氷河期世代を生き抜いてます。/副業は地元のITサポート / 3児の父 / 情報処理安全確保支援士 / クローン病 / 詳細は↓の地球儀アイコンをクリック

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