どうもこんにちは、MD(@digitalgakari)です。前回の記事では法人口座について書いたのですが、副業を始めようかという段階では法人は必要なく、普通に個人として仕事を行えばいいです。
2021.07.02
副業で法人口座を持つなら地元の信金、一択です。
どうもこんにちは、MD(@digitalgakari)です。前回の記事で、情シスが副業をするなら自宅近くの中小企業や飲食店などから情シスの...
サラリーマンで年末調整をされていれば、年間20万までなら雑所得となり確定申告は不要ですし、20万を超えても確定申告を行い、住民税の徴収方法を「自分で納付」に選択すれば、勤め先に住民税が上がっていることが知られずに済みます。
とはいえ私は税理士でもなんでもないですし、自治体によっては「自分で納付」ができないところがあるらしく、ご自身での調査が必要です。まあ世の中で副業禁止のサラリーマンが会社にバレずに副業している人も増えているようで、うまくやれる方法があるのでしょう。
まずは副業としてお金を稼げる段階になってから色々考えればいいので、まずはどのように稼ぐかを考えていきましょう。
情シスが副業を始めるとなったときに、最初に思いつくのはPCサポート業務・ヘルプデスク業務じゃないでしょうか。
ただ、色々と厳しくて、個人的な考えとして、ヘルプデスクを副業にするのではなく、ホームページ制作(Web制作)をできるようになってフロント商品としてホームページ制作を出しながら、ヘルプデスク業務をその周辺サービスとして揃える形がいいのではないかというのがあって、実際に私はこの戦略で動いています。
この記事では、情シスの副業でヘルプデスクが厳しい理由と、その代案としてホームページ制作について少し語りたいと思います。まずはヘルプデスク業務をメインのフロント商品とすることの課題について。
toC向けのヘルプデスクはやめといた方がよさそう
本業として日々働いているなかで、一番多い業務かと思いますし、PCサポートはお客様に喜んでもらうという意味でも分かりやすく説明しやすい業務です。ただ、実際にこのヘルプデスク業務で副業を行うことを考えるとあまり現実的ではなくて。
ターゲットを富裕層に絞ることができれば単価も上げられるかもしれませんが、その場合どのようにアプローチすればいいのかが課題になりますし、一般的な個人顧客向け(toC向け)に行うにしてもどのように集客するかが課題になってきます。
先日お話させていた中小企業診断士の方も言っていたのですが、toC向けでITよろずや相談的なPCサポートをメイン業務として起業を考えられる方が多い。ただ、成功事例がない、ということでした。なんとなく分かる気がします。コンビニでバイトしている方が稼げそうですし。(個人向けにやるならスマホのサポートの方がいいかもしれないですね、それでもどうやって携帯ショップと戦うかという課題があります。)
toBはアリだけど対応時間に難あり
ちなみに、先述の中小企業診断士の方いわく、個人向けではなく、法人向けの起業案を考える人がなぜかいないらしいです。法人相手だと面倒に感じるからでしょうか。
私としては、法人相手のヘルプデスク業務はアリだなと思ったのですが、懸念点として、法人向けのヘルプデスクだと緊急の問合せがあった時にそれが本業の勤務時間だと対応できないところです。
例えば、対応時間を「平日18時以降、土日終日」という形であれば、業務時間がバッティングすることはないですが、逆にプライベートがなくなってしまうので、これはこれで難しそうです。
脱線しますが、本業抜きで考えた場合に、地元企業の法人にどうやってアプローチするかというと、「地元企業一覧 市区町村名」みたいなキーワードで調べてみると企業リストが出てきますので、上から順に電話で売り込みをかける方法か、もしくは役所のホームページなどに広告を出すなど、いくつか手段が考えられます。
現場対応が必須
最後に大きな問題として、現場対応が必要になることなのですが、ITサポートの問合せってPCが壊れたとかWiFiが繋がらないとか、直接見ないといけないことが多くなっていまいます。
現場での対応時間が10分としても、往復にかかる時間や身なりを整えたりと前後で時間的コストが発生してしまいます。
副業という立場で時間はお金より大事で、その経験が他で活かされるのであればまだいいのですが、例えば「お客様のWiFi設定を初期化しました」なんていう記事を書いたとしても、そんな記事はたくさんあるので今更誰も見てくれないわけです。
単価と時間と場所に縛られる
というわけで、情シスがヘルプデスク業務を副業にする場合に、単価面と稼働時間に縛られることが分かって頂けると思います。
ビジネスモデル的にいえばフロー型に属され、単発で依頼を受ける形で困ったことに対応するわけですが、いったい1件いくらで取れるのかってことですよね。
最近の潮流としてストック型が持て囃されているわけですが、実際にストック型でやるには月額いくらのような形でサブスクにする必要があり、そうなった場合、果たして個人が個人に契約するのかっていう課題があります。それだったらPCデポとかのサポートを受けそうです。
PCデポのような企業と比較して勝つ必要があるわけですよね。
ホームページ制作をオススメする理由
で、だったらじゃあ何を副業にしたらいいのか、って話になるかと思うのですが、そこで私はホームページ制作をオススメします。というのも、ホームページを作成するのはテンプレートを使えばそこまで難しくなく、情シスならすぐに作成できるようになります。
独自ドメインの取得や、ネームサーバの変更など、このあたりの知識も情シスであればすぐに理解ができるので、ホームページ制作を覚えて法人や飲食店向けに提案し、そのオプションとして社内ITサポートを追加することにより、本業のスキルをより活かすことができます。
この方法だとホームページ制作自体は作って終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要なので保守費用を頂く形のストック型ビジネスとして成り立ちますし、また、オプションとしてITサポートを提示することにより一般的な保守費用に上乗せが可能です。
また、あくまでITサポートはオプションですので、対応時間を狭めたり、こちらが指定する時間帯での対応など事前に決めておけば後々モメることもないかと思います。
まとめ
この記事では、情シスがヘルプデスク業務をそのまま副業にするのは単価的・時間的・場所的に悪手で、付加価値としてのヘルプデスクスキルを活かす方法に目を向けてみることを書きました。
となると、何を副業として売るのかってところで、それが今回の場合ホームページ制作になるのですが、ホームページ制作って言われてもどうやって作るのよって話になるかと思いますので、次回はホームページ制作について詳しく書いていきます。
今の時代、とくに飲食店はホームページを作らなくても、Instagramのみで営業活動を行っているお店もありますし、ホームページ自体も簡単に作れるサービスがいまはいくつか存在しているので、ホームページ制作って受注するのって思われる人もいるかと思います。
ただ、そういった他社サービスを使っていると、いままで無料だったものが突然有料になったり、極端な例だとサービスが終了することもあって、安かろう悪かろうではないですが違うリスクを抱えることにもなり、それだったら自社でホームページを持って集客など営業活動に活かすのがいいはずです。
ホームページを中心にいろんな価値を提供できますので、私の事例もあわせて次回の記事でご紹介できればと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。
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