情シスのスキルは「売れる」。副業ではなく兼務というイメージで不況前に準備しよう

会社員と転職

どうもこんにちは、MD(@digitalgakari)です。いきなり大きな主語で恐縮です。これから加速度的に始まるであろう高齢化や少子化は以前からこの国の課題として言われており、さらにはコロナショックによる大不況がやってくるのは誰もが分かっています。

先日の報道でもパナソニックでリストラを始めるといったニュースが話題ですが、このニュースのポイントは大企業がリストラを始めたということではありません。

50以上の成果の乏しい正社員に対して4000万以上支払っても首を切りたい、という会社からの強いメッセージに関心が寄せられています。
(余談ですが、友人の中の人に確認したところ、そこまでネガティブに受け止めていなくて、むしろ会社が良くなるための一環の施策として好意的に受け止めていたのが印象的でした。)

今後もニュースにならないだけで同様の事例は山程出てくることは簡単に予測できます。同じような話で解雇規制の緩和も話題になっており、労働者としては会社に忠誠を誓って一生懸命働くという時代は終わりを迎えつつあります。

自分の立場が不安定になる前に戦える準備をしようというのがこのブログの趣旨で、私自身が普段は情シスとして働いていることもあり、この記事では情シスのこれからの1つの戦い方を提案していきます。

ユーザー企業の情シスは業界によって立場が状況が一変する

不況になるといっても、状況は業界ごとに違いますし、何なら業界内でも違っていて、飲食業界で見てみると、飲食店を経営している人たちは壊滅的ですが、「おこもり需要」「巣ごもり消費」という言葉も生まれるくらい売上を伸ばしている食品メーカーもあり、同じ情シスという職種でもそれぞれの会社で温度感がまるで違います

会社の経営状況がおかしくなったら転職すればいいだけの話とも言えるのですが、とはいえ、実際に転職するにはかなりの労力を使いますので、他にやりたいことがあるとか、環境が劣悪すぎるなど、よっぽどの動機がない限り転職って踏ん切りがつかないものです。

特に今の職場に満足している場合なんかは転職なんて考えないと思いますが、もしもの事態に備えるのはこの時代を生きる上で大事になってきそうです。

子持ちパパとして荒波に飲まれるわけにはいかない

自分が独身であればそんなに不安を煽るようなことも言う必要はないのでしょうが、子どもが昨年増えて3人を育てている身としては、そう簡単に沈没するわけにはいかないわけです。

独身だと当面は自分が食べていくお金だけ考えていればいいので自由度は高いですが、教育費だなんだと考えると今より収入が減ることは許されません。

といっても、稼ぎたいというのは個人的な考えなので、独身の人からすると結婚や子育てに対してネガティブなイメージを持たれてしまうかもしれませんが、いろんな生き方を否定するわけではありません。

とにかく、いまの生活を維持したいなと。子どもがいろんなことに興味を持ち始めていて習い事も複数通っていることもあり必須なわけです。

なんでもやればいい、ってもんでもない

で、どうやって生き抜いていくのかというと、普段の生活として仕事の他に家事、育児をするなかで、今持っている情シスのスキルを活かそうというのが私の提案する戦い方です。

収入が1つしかないから不況が怖いわけで、いまは会社のIT担当という立場で情シス業務をこなしていますが、業務時間外に今行っていることを横展開するのが一番手っ取り早いです。

勤め先だけでなく、複数のクライアントを持つことで万が一勤め先が倒産したとしても、食い扶持に困ることはなくなります。

一般的な副業と違うところ

インターネット上でよく語られる副業としては、せどり(転売)、アフィリエイト、プログラミングが多いかと思います。

他には、プログラミングと同じテイストで動画編集も最近は多いかと思いますが、それぞれ長所短所あるものの、やはりどれもイチからのスタートとなるため実際に成果が出るまでに時間がかかりますし、独学で厳しい場合は教材などにお金をかける必要も出てきます

それに比べて、情シスを副業にするというのは普段やっていることの延長なので大きな負担もなく、なんならそこでの知見が本業に活かされたりと相乗効果を生んでくれたりもします。

マルチ情シスとして生きていく(胡散臭い)

マルチ情シスという、言葉にしてみるとかなり胡散臭くなってしまいましたが、要はいろんなところで情シスっぽい業務を請け負うことでかなりいい感じの副業になります。

個人的な話で恐縮ですが、現在私は本業の情シスとは別に飲食店とベンチャー企業、あとは普通の中小企業の3社とお仕事をさせていただいています。

この路線で本格的に動き出して1年ほどで、先にも書いたとおり本業のほかに家事・育児もなのであまり時間は取れていない中なので悪くない状況かなと思っています。

もちろん先方には本業があることを前提にお付き合い頂いていますので、家庭に悪影響を与えるということもありません。

情シスのキャリアパスとして独立を考えると幅が広がる

本業は本業で頑張りながら、副業としても同じような仕事を行うことで、お金も稼げて有事の際のリスクヘッジにもなり、取引先が今後も増えていくようであれば本業を辞めるという選択肢も出てくるわけで、キャリアとしてもなかなかアツいものを感じないでしょうか?

デメリットとしては、情シスの仕事自体がしんどいと感じる人にはただ単に労働時間が長くなるだけで辛いです。

私の場合だと本業がBtoBのビジネスなので、顧客の一つである飲食店の話ではお客様の数を増やしたいなどの目的に対して、どのような施策を打つかを考えたり、違う頭を使っている感じがするのと、いままさにコロナ禍の状況で役に立てる場所があるというのがとてもうれしく思っています。

というわけでこの記事では、現在本業で携わっているスキルを活かして横展開することにより、これからくる不況を乗り越えようということをお伝えしました。

このブログの今後の展開ですが、具体的な仕事の請け方や必要なスキルなど、実際に私が経験していることをベースに語っていきたいと考えていますので、お役に立てれば幸いです。

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MD / でじたるがかり

MD / でじたるがかり

はじめまして、MDと申します。現職はコンサルBIG4のIT担当者。新卒でブラック営業→倒産→派遣で社内SE→正社員登用→現職という感じで派手に氷河期を生き抜いてます。副業で地元の飲食店などのITサポートも。難病のクローン病持ち。子どもは3人。詳細は↓の地球儀アイコンをクリックしてみてください。

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現職はコンサルBIG4のIT担当者。新卒ブラック営業が倒産→転職先が見つからず上京→メーカーの情シス派遣社員→リーマンショックでクビ→商社の派遣情シス→正社員登用→13年ほど勤めたあと転職して現職。氷河期世代を生き抜いてます。/副業は地元のITサポート / 3児の父 / 情報処理安全確保支援士 / クローン病 / 詳細は↓の地球儀アイコンをクリック

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