副業を始める理由は人それぞれかと思いますが、中には将来的に独立を考えていて、まずは副業からという人も多いかと思います。
私もその中のひとりで、将来的には独立できたらいいなと考えています。
とはいえ、私自身は独立するための強烈な武器となるスキルもなく、子どもも3人いて一番下は2歳なので、今すぐにとは考えておらず、副業をしながら将来独立するための力を蓄えていけたらなと準備しています。
今日のお話は、将来独立したあとに「会社員のうちにやっておけばよかった…」などと後悔しないために会社員という立場をいい意味でトコトン利用しようという内容です。
独立すると失うものが色々あるわけですが、そのなかでも今回は会社のリソースの活用について紹介します。
自分のために会社を利用するって話ではない
タイトルも釣りっぽいですし、こんな書き方をすると、自分のためにトコトン利用しようという内容を想像されるかと思いますが、そういうことを伝えたいわけではないことを念のためはじめに書いておきます。
会社のリソースを利用するというのは、まず業務的な話でいくと、業務で使用するIT環境をガッツリ実務で経験して自分のスキルにしてしまおうということがまずあります。
Windows環境であれば最近だとAzureADなどクラウドの運用もそうですし、Salesforceの資格を持っておけばすぐに転職ができます。
なので、本業は適当にやり過ごして副業に精を出すというのではなく、本業でガッツリ会社に貢献できるように仕事をすればおのずと副業の幅も広がっていくという寸法です。
会社を辞めて独立すると当たり前ですがその環境はもう触れなくなるわけですし、個人でその環境を整えようとするとものすごくお金がかかります。
会社のリソースは物だけではない
あと、少し目線を変えると、会社員としてプロジェクトを任されたりすると、副業では経験できないような金額規模の仕事をすることができるわけです。普通に何千万、何億単位の発注をする場合もありますからね。
こういう経験も、独立すると基本的にはスモールビジネスからスタートするわけですから、今現在勤めているような規模の仕事の内容ではなくなりますので、今のうちに色々と経験をしておきましょう。
ここで言いたいことは、どっちがいい悪いという話ではなく、退職すると経験ができなくなるのでできることは今のうちにやっておいた方がいいよねって話です。
独立すると失ってしまうものとして、他にも「場の強制力」や「社会的信用」などもあります。「場の強制力」というのはいわゆる会社の雰囲気みたいなものをイメージしてください。
例えば営業マンがテレアポをするとなった時に午前中に100件電話しろと指示があって、周りがやっていると自分もやらざるを得ないしやれたりするじゃないですか。これが個人事業主で一人だったとしたら、思いついてもなかなかやれないと思うのです。
今の時代だと下手したらパワハラだブラックだとか言われちゃう可能性がありますが、このやらざるを得ない状況ってとても大事だと思っていて、未経験者が最初の壁を乗り越えて何かをできるようになる第一歩だと思うんですよね。
忘れてはならない社会的信用
最後に大事なことを。会社員から卒業するということは裸一貫からのスタートということで、社会的信用を失ってしまいます。
本人がどれだけ仕事ができて、めちゃくちゃ優しいイケメンでも独立当初は無職に近い立場になってしまいます。
なので退職する前に、クレジットカードを複数枚持っておくことや、もし戸建てやマンションを買う予定であれば、会社員の間にローンを組みましょう。
もちろん、慌てて契約する必要は全くなく、すでにクレジットカードを持っている場合や、今後家庭を持って子供ができた時のために〜なんていう状況であれば、家なんか買う必要はないです。
家を買う予定だったのに退職したのが理由でローンが組めないってことわかりめちゃくちゃ後悔するってことがないようにしましょうというのがここで言いたいことです。
まとめ
この記事では、会社員を辞める前にやっておきたいことを紹介しました。最後の社会的信用がなくなるというのはまぁ時間の問題だと思うのでどうでもいいのですが、会社のIT環境をガッツリ学ぶことや、ビジネスの現場で実際に経験することというのは、会社を辞めてしまうと経験ができません。
また、出世したり、評価されればされるほど、会社でできることが増えていくので、性格的に社会人が向いてなくて個人で仕事をする方が合っているという人以外は、今のお仕事を全力で頑張りましょう!私も頑張ります。
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